
ホイットニー美術館に行こう!
今回は2015年にアッパーイーストから移転したホイットニー美術館についてご紹介します。
週末は混雑のため美術館に入るのに一苦労ですが、平日はすんなり並ぶこと入場できます。
(25歳以下の方は入場無料になることが決定しました。2024年12月半ばより開始らしいのですが、明確な日程がまだ発表されていません。
若い方にもっとアートに触れる機会を増やそうと試みるホイットニー美術館の姿勢は素晴らしく思います)
場所はハイラインの南の端、ミートバッキングディストリクトにあります。アッパー・イーストにあった建物がここに移転してきました。
近代的かつエレガントな建物は、イタリアを代表する世界的な建築家であるレンゾ・ピアノがデザインしたもの。8階建ての大きなビルで、各階に設置されたテラスからの眺めも話題になっています。
広々としたロビーはガラス張りで自然光が入り、開放感があります。またエレベーター内もアートが施されています。小さいエレベータ2つに大きいエレベータが1つ。
建物内の隅の隅まで洗練されているホイットニーニュージアムはアート作品とニューヨークの街並みを両方楽しめる工夫が随所に施されています。
もともとホイットニーニュージアムの発祥はグリニッジビレッジです。
ホイットニー美術館は富豪バンダービルド家の娘でもあり彫刻家でもある
ガードルード・バンダービルド・ホイットニーによって設立されました。
若いアーティストの新感覚な作品は全くと言っていいほど評価されなかった20世紀初頭のアメリカ。
そんなときに彼らの作品を購入し展示し始めたのがガードルード・バンダービルド・ホイットニー。
1914年には展示スペースとしてホイットニー美術館の前身となるホイットニースタジオをグリニッジビレッジにオープン。
1929年に収蔵品の寄付をメトロポリタン美術館に申し出たものの、断られたことが美術館設立につながりました。そして1931年にホイットニー美術館をグリニッジビレッジにオープン。
その後、収蔵品の増加により1954年に54丁目へ移転、1966年にアッパーイーストサイドに移転。
そして、2015年5月発祥の地近くに戻ってきました。
●最寄り地下鉄駅
A/C/E/L線の14丁目駅
ハイラインの南端入口のすぐ脇に位置しています。
住所: 99 Gansevoort St, New York, NY 10014
●料金
大人$30
学生/シニア$24
メンバーズ 無料
18歳以下無料
●開館時間
月、水、木、日:午前10時30分から午後6時
金・土曜日:午前10時30分から午後10時
●火曜日は休館日
毎週金曜・午後5時から10時までが入館無料になる「フリー・フライデー・ナイト(Free Friday Nights)」に加え、2014年から毎月第2日曜日を入館無料「セカンド・サンデー(Second Sundays)」を導入しました。
収容人数に限りがあるため、入場チケトは時間指定予約制。
公式ホームページのチケット購入のページで、無料入場対象の日時を選択すると$0となります。
必ず事前に準備しましょう。
毎月第2日曜日・入館無料
Second Sundays
■予約サイト・詳細:
https://whitney.org/visit/second-sundays
Free Friday Nights
■予約サイト・詳細:
https://whitney.org/visit/free-friday-nights
■会場:Whitney Museum of American Art
99 Gansevoort St.<