
NYC KURASHI
ブルックリンのおしゃれなカフェRhythm Zero(リズム ゼロ)
今回はブルックリンのグリーンポイントに去年オープンしたアートに溢れる特別な空間のカフェをご紹介します。
Rhythm Zero
32 Kent St, Brooklyn, NY 11222

ミレニアル世代がオープンしたコーヒー ショップはどれも同じように見えますが、
もう少し特別でスタイリッシュで味のあるコーヒー ショップを見つけた時はとても新鮮な気分になります。
高い窓が特徴的なカフェは、白い壁と磨かれたコンクリートがキャンバスを作り、その上にリズム ゼロが自由に装飾しています。
美しいインテリアと丁寧に厳選された芸術作品に魅了されることでしょう。

シュガークロワッサンと抹茶ラテをいただきました。クオリティが高く本当に美味しかったです。
リズム ゼロの共同創設者でありクリエイティブディレクターのIvana Somorai さん
イヴァナさんの母親はセルビアでギャラリーを経営していたので、彼女は常にアートに囲まれたてきました。
彼女は経済学を学びましたが、後に共同創設者となるアレックスさんとイヴァナさんはセルビアで出会います。
特にアレックスさんは大のコーヒー愛好家であり、セルビアのコーヒー文化が非常に優れていたため、
コーヒーとアートを中心としたコミュニティを構築するという考えが常にイヴァナさんの心の中にありました。
ニューヨークで数年過ごした後、彼らはこの新しいプロジェクトに一緒に着手することになります。

ニューヨークで最適なスペースを見つけるのは想像のとおり困難でしたが、3 か月にわたる熱心なスペース探しの末、最終的にブルックリンのグリーンポイントにあるケント ストリートに完璧な場所を見つけました。
アレックスさんはコーヒーとホスピタリティの運営を担当し、イヴァナさんはアートとデザインに対する卓越した感性でスペースを管理しています。
イヴァナさんはまた、ブランドのパートナーシップとアクティベーションも指揮しています。
アレックスさんとイヴァナさんは地域社会を非常に意識しており、提供する抹茶から展示するアートに至るまで全てを地元で調達し、新進気鋭のアーティストやクリエイターに露出の機会を提供するよう努めています。
彼らはカフェに甘いお菓子を提供しCook For Iran への資金を集めました。
セルビア人はもともと温厚な人たちです。ニューヨークでは人々が互いに会話をしない姿を見て初めはショックを受けたとイヴァナさんは話しています。
隣人と一緒にエレベーターに乗っても、一言も話さない場合は結構あります。(私自身もニューヨークでの人々のコミュニケーションはコロナ以降急激に衰退しているように思います)

しかし、グリーンポイントは本当に特別な場所だと話すイヴァナさん。
この新進気鋭の地区には、コミュニティとサポートを何よりも大切にする若いクリエイターがたくさんいます。
アレックスさんとイヴァナさんは、ホスト、アート、コーヒーに対する彼らの真の情熱を一つ屋根の下に持ち込むことで、彼らが「アート オブ リビング」と呼ぶものの完全なコンセプトを受け入れ、同時に地元コミュニティが異なるリズムで繁栄するためのスペースを提供すると話しています。
カフェコンセプトから経営、ボランティア活動までビジネスプランが完璧と言えるでしょう。
カフェの名前はアーティストのマリーナ・アブラモヴィッチの絶賛された 6 時間のパフォーマティブ アート ショーに由来して名ずけられました。
「リズム ゼロ」が何を意味するかについてはさまざまな解釈がありますが、ここが 1 日のスタート地点であり、忙しいスケジュールの最初の停車駅の前の停車駅だという人もいます。
ニューヨークの慌ただしいリズムの真ん中にあるインスピレーションを与えるオアシスにいるような、店内に漂う温かく穏やかな雰囲気がこの名前の由来だと話す人もいます。
リズム ゼロは只のトレンディーなカフェではなく、魅力的で包括的な空間でこの地域を魅了している 2 人の情熱的なセルビア人によってホストされている新しいアートの拠点でもあるのでしょう。
そんな特別な想いで作られたリズム ゼロにぜひ訪れてみてください。
きっとあなたも何か時別な発見に気づくと思います。